デジタル技術の変化を、自社の事業の変革につなげる
生成AIの普及により、Webサイトやアプリの制作工程は変わり、顧客が求める改善の速度も高まっています。一方で、AIの誤り、サービスへの依存、個人情報・機密情報の取扱い、代表者一人への業務集中は事業継続と品質のリスクになります。
当社は、人が目的の判断と品質の確認に責任を持ち、データとAIを活用して、企画・開発・検証・情報発信・保守を継続的に改善する会社を目指します。個別の受託制作に加え、自社アプリや業務支援サービスを開発・運用し、運用から得られた知見を次の改善とサービス展開に戻す事業モデルへ発展させます。
自社の開発・運用を、データで改善する
当社は、代表1名とAIを組み合わせたアプリの企画・開発・更新、紹介動画の生成・投稿の自動化などの取組みを公開しています。顧客へのAIサービス提供だけでなく、これらの自社業務の進め方をDXの対象とします。
開発から改善までをつなぐ
案件の要望、作業履歴、テスト結果、不具合・問い合わせの分類、公開後の利用状況を、目的に応じて記録・集計する仕組みを整えます。頻出する要望と不具合、修正にかかった時間を分析し、開発の優先順位、共通機能の整備、リリース前の検証項目の見直しに活用します。
情報発信を継続的な顧客接点へ変える
自社サービスの紹介コンテンツを生成・投稿する工程を整え、公開状況やアクセス、問い合わせへのつながりを把握します。反応のあるテーマを次の情報発信やサービス改善に戻し、代表者がすべてを手作業で繰り返す運用から転換します。
段階的な実施計画
- 既存の記録の所在と計測方法を整理し、開発・運用の基準値を把握する。
- データの集計と定型作業を自動化し、代表者が結果を確認できる状態にする。
- 効果と不具合を評価し、再利用できる仕組みを自社サービスと受託開発の改善に展開する。
各施策の実施時期と担当範囲を具体化し、進捗を確認しながら段階的に進めます。
代表者が推進と品質に責任を持つ
DX推進責任者は代表取締役・幾島一幸とし、経営方針、投資、開発の優先順位、成果の評価、情報管理の最終判断を担う体制とします。AIは調査・設計案・実装・検証補助・翻訳・情報発信の支援に用い、人の役職や法的責任の代替とはしません。
代表者自身が、AIの利用方法、データ分析、品質管理、情報セキュリティを継続して学び、試作と検証の結果を手順書に反映します。必要な専門性や独立した確認が不足する場合は、外部の専門家・協力先の活用を検討します。特定の外部組織との契約済みの協業を表すものではありません。
改善を続けられるIT環境を整える
コード、変更履歴、案件・課題の記録、テスト結果、利用状況を用途別に管理し、必要なデータを参照・集計できる構成を整えます。クラウド、外部API、開発支援AIを活用しつつ、特定サービスの変更や停止に備えて、データの書き出しと代替手段を検討します。
既存システムは段階的に接続・更新し、変更前のバックアップ、段階的な公開、問題があった場合の復元を考慮します。投資は業務上の効果、維持費、情報管理の条件を確認して判断します。個人情報や機密情報をAIへ渡す範囲、権限、保存先は、サービスごとに定める方針です。
成果を測り、次の改善を決める
次の指標を記録し、代表者が定期的に確認する運用とします。初回計測後に基準値を定め、事業規模と実測に基づいて目標を設定します。削減率や売上への効果を、未計測のまま実績として表示しません。
| 指標 | 計測方法 | 改善への活用 |
|---|---|---|
| 改善のリードタイム | 要望・課題の受付から公開までの日数の中央値 | 工程の停滞と優先順位を見直す |
| 定型作業の手作業時間 | 同種の作業単位あたりの人の作業時間 | 自動化の効果を確認する |
| 公開後の不具合と再作業 | 公開後に確認された不具合件数と修正時間 | テストと公開判断を改善する |
| 自社デジタルサービスの利用 | サービス別の利用件数・継続利用状況 | 利用者に価値のある機能を優先する |
| 情報発信からの相談 | 公開状況、アクセス、問い合わせの件数 | 顧客接点と発信テーマを改善する |
代表者が記録と評価を管理し、事業の変化に応じて指標と計測方法を見直します。
代表メッセージ
私は、求められる仕事の速度と、人が無理なく働ける速度の差を、長時間労働で埋めるのではなく、AIと仕組みの力で埋めたいと考えています。自社のアプリやサービスを運用しながら、開発と検証、改善、情報発信をつなぎ、小さな会社でも価値を届け続けられる形へ変えていきます。
AIを使ったというだけで成果とせず、改善までの時間、手作業の負担、公開後の品質、実際の利用を確かめ、次の行動を決めます。人が目的と責任を手放さないことを前提に、私自身が取組みを見直し、その方針を発信していきます。
株式会社ビーク 代表取締役 幾島一幸